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桜満開です。皆様いかがお過ごしですか。
自分はいつもと変わらず雪駄を作ってます。
変わった事と言えば、雪駄作りに加え、鼻緒作りにも着手し始めたこと。
時間をかけて丁寧に最高の鼻緒を作ろうと思ってます。
まだまだ、見習いレベルですが、頑張ります。
鼻緒完成したら載せます。



ハイ!と言う訳で今回は鼻緒の前坪の「前緒」のつくりについてです。



それではどうぞ!

↓下の写真は一例で、ニシキヘビの細緒に見られる前坪のつくり。


皆様お気づきだと思いますが、
前坪の前緒の二本に分かれているところで、前側と後ろ側の生地が違うのが
お分かりいただけるかと思います。

これは、「かけはぎ」と言われるつくりで、
足の指の股にあたる部分が、ニシキヘビとは別の革になっています。

足あたりがソフトになるわけです。

うろこの入ったニシキヘビの皮のままだと、うろこがたっていて足当たりが悪い。
だから革を別にする。そういう意味もあります。

印伝の場合、印伝の漆をのせた模様が剥がれたりする。
だから「かけはぎ」にする場合も。

また、色つきの鼻緒の場合、
足袋に色がつくことが考えられるため、
前緒の後ろ側(指の股にあたる部分の緒)を白い革にしたりする事も。

そして、横緒(足の甲に当たる部分の緒)の裏も白の革や、
足当たりをソフトにするために本天にする場合もある。

↓ふすべの高原極細緒(幅9mm)の写真。横緒の裏が本天になっている一例。
二枚の革から構成される横緒の事を高原と言う。


↓拡大写真。ふすべと同色系の本天裏。足当たりがソフトで鼻緒ズレが起きにくい。


どうもです。

この「かけはぎ」、非常に細かい作業となる為、職人さんが嫌がる。
筆者が職人さんに、本印伝で極細緒を特注してもらったのだが、前坪の前緒をかけはぎで
(前緒の前側を本印伝で、後ろ側は通常の革で)お願いしたら、




やってくれなかった経緯があります。




工賃高くなってもいいからやってほしかったなぁ。。。




しょうがない。自分でやるか!



てな訳で、前坪の前緒の作り「かけはぎ」でした。


↓2013.3.24画像追加&加筆
かけはぎの前坪単体の写真。二枚の生地を接着剤で貼りあわせる。

裏側。


こんな感じになる。


・覆輪
ちなみに鼻緒には覆輪と言う作りがある。
読んで字の如く、横緒の表面の縁(ふち)まで、裏の革に覆われているものを指す。
※鍔でも覆輪と言うのがあるが、縁を輪の様に覆ってある事を言う。
鼻緒の覆輪の呼び名はここから来ている。

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雪駄塾 塾長

Author:雪駄塾 塾長
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phone:050-5435-1973

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