FC2ブログ

どうも~!
と言う訳で、コルク芯について書いてみました。

コルクは、キルクとも言う。

左:練りコルク(屑コルク、圧搾コルクとも言う)、真中:本コルク、右:エバーコルク(ブリジストン製)

耐水性、耐薬品性、弾力性ともに本コルクの方が圧倒的に上。
痩せもあまりない本コルク。

芯が痩せやすい練りコルク、練りの方が重く本コルクは軽い。

↓本コルク。


↓練りコルク。細かいコルクの集まりである。合成樹脂で固めてある。



天然コルク芯と練りコルク芯の相違点

●コルクとは

コルクは、ポルトガル、スペイン、南フランスと北アメリカの海岸線の限られた地域に群生する
コルク樫の樹皮を採集したものであり、地域も限定されているうえ、樹皮は植樹してから
約20年という歳月を経なければとることができない。
その上、約10年毎のの夏にしか採集できない貴重なものなのだ。

●なぜ、練りコルクの方が重いかー。

天然コルクは、ミクロの空気室で出来ているため、非常に軽く密度は種類によって異なるが
通常、0.12~0.20(水は1)となっている。

一方、練りコルクは、粒子と粒子が合成樹脂で固められているため、粒子が細かくなるほど合成樹脂の量が
多くなり重くなるのだ。
装履芯に使用する練りコルクは硬さが要求され、圧縮量を多くするため天然コルクより重くなる。

●圧縮と弾力性
装履芯には皮等にしわが入らぬための圧縮強度と歩行するときの履き心地に必要な弾力性と言う
相反する条件が必要とされる。
天然コルクは気泡がゴムまりのような集合体で出来ているため、弾力性に富み、荷重に対する
回復力も抜群である。また、産業機械の防振にも使用されていることでもわかるように
天然コルクの歩行時の振動緩和効果も優れている。
練りコルクは圧縮量を多くすれば圧縮強度は増すが、弾力性はなくなり重くなるという結果になる。
草履業界で泥粉と呼ばれている圧搾などは大変堅いが重くて弾力性は全くなく、合成樹脂の塊のようなものである。

●耐久性
堅い物は外からの力に対し抵抗を示すが、それ以上の力が加わると折れてしまう。
天然コルクは曲がりやすく弾力性があるため外からの力を柔軟に受け止め、分散させる。
また、コルク自身が障害物に対して変形するという性質を持っているため、たんに強いだけでなく
豊かな耐久性がある。
歩行時に天然コルクが足にフィットして、履きやすいのもこの耐久性が優れているからである。

●耐水性
天然コルクは、耐水性、耐薬品性にすぐれているので、液体に不浸透であり、薬品に対しての化学作用もない。
天然コルクと練りコルクを水槽の中に12時間つけておいた結果では練りコルクは天然コルクの1.5倍以上の
水を含んでいたことが分かった。天然コルクは独立気泡の塊で構成されているため内部まで水が侵入していないということを示している。
これに対して練りコルクは合成樹脂で合成されているため合成樹脂の部分に水が吸収されていることを示している。


2014.2.13追加

はい。

それで、こちらが本コルク(本キルク)=「バーク」です。
バークとは本キルクの事です。
本コルク バーク
こちらの表皮の部分は通称「鬼皮(オニカワ)」と呼びます↑

で、裏側はと言うと「女皮(甘皮、アマカワ)」と呼びます↓
本コルク3

2014.2.13現在、本キルクを使った履物は非常に希少で、本キルクの芯(台)だけで
軽く一足分1万円オーバーします。
それも、あればの話ですが・・・。

練コルク(屑コルク)はいくらでもあるのですが、本コルクとなるとそれはもう本当に希少です。
本コルク 屑コルク
丸いコースターが練りコルク。左の三角のものは本コルク。

本コルクと練コルクでは何が違うかというと、第一に「軽さ」です。

合成樹脂で固めていない本コルクは、その合成樹脂が無い分だけ軽いんです。

本コルクと練コルクでは、片足でその差は約50g位になります。

非常に乾燥した年代物の本コルクはめちゃくちゃ軽いんです。

だから足が疲れません。

そして、本コルクはクッション性も抜群です。

で、水にも強い。

そして、練りコルクは経年劣化でモロモロと崩れてきます。
↑これは、本コルクも最終的にはそうなりますが、致命的ではなく、形状を保持しています。
(体重が重い方はやはり劣化が早いです。?・・そりゃそーだっ!)

筆者はこの本コルクの芯(台)を8寸の物で、かかとの高さが4分と6分の物を各3足入手しました。
懇意にさせて頂いている番頭さんから20年前の価格でお譲りしていただきました!
しかも、金がなかったのでツケで。←だからお安く出せる!1

本当に有難いです。いつも良いものを本当にありがとうございます!

で、こちらも今は希少価値の高い、「本パナマ」で草履を作ってもらいます。

筆者は雪駄は作れるのですが、草履は作ったことがないです。
作れなくもないですが。

草履の側面の半月や前通しと言った部分に生地(革)を張ることを「巻き」と言うのですが、
あえて巻きは入れないで本コルクが見えるようにします。

この巻きを入れないことを通称「面履き・ツラバキ」と呼びます。

「今じゃ、ツラバキなんて言葉知ってる人なんてそうそういないよ。」

」と問屋さんに居合わせた職人さんが仰っていました。

筆者も、ついさっき知りました。

裏革(革底)はクローム革で軽さを追及したモデルになります。

一月もしないうちに完成します!

夏の履物の王道は籐表がありますが、やはりそれより格が上なのは「本パナマ」です。

しかも、「本キルク」。

本キルクの本パナマの面履き草履、限定6足です。

サイズは8寸で、足の大きさが25cm~27cm位までの人がお履きになられます。

軽さを追求したモデルになりますので裏革(革底)はクローム革で、かかとは白ゴムの草履仕立てになります。

かかとの高さは4分(約1.2cm)と6分(約1.8cm)
の二種類で各3足ずつになります。※2017.5.25残り一足。

花緒は本天(ナイロン)覆輪の本パナマ細緒がつきます。

マニア垂涎の超希少で本当に貴重なものなので、お早めにどうぞ!

本キルクの台(芯)の写真↓
本キルク台
これが本パナマ草履になります。

で、完成写真↓2017.5.25写真変更


↑2017.5.25写真変更(最後の一足です!六分かかと)。
魁!!雪駄塾 本パナマの本コルク草履・雪駄 男八寸 面履き 送料無料 限界値下げ 最後の一足
↑2017.5.25リンク追加

魁!!雪駄塾~目次へ~




スポンサーサイト





この記事へコメント:する















雪駄塾 塾長

Author:雪駄塾 塾長
mail:settajyuku2@yahoo.co.jp
phone:050-5435-1973

◇販売一覧 雪駄 べたがね 補修部品
◇花緒一覧~特注なども
◇過去に製作した雪駄
◇雪踏の語源~雪踏と雪駄~

© 2005-2020 魁!!雪駄塾

QR