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あっち~~!
高知では観測史上最高温度の41度を記録!

どうなっているんだ、日本!

おかしいぞ、日本!

熱帯気候の日本!

ねじれ国会解消の日本!

日本チャーチャーチャー。

はい。と言う訳でですね、今回は丸屋履物店にお邪魔して、下駄の夏色磨きを
体験してきました!

この企画は着流會々長の梶山氏と丸屋履物店の共同企画でございまして、
昔は、どこの履物屋でも自分のところのオリジナルの色で磨いた下駄が存在していた
ものだったんです。

でも、今は日本全国探しても、この夏色磨きをやっているのは
丸屋履物店だけではないでしょうか。
※夏色と言うのは丸屋履物店での呼称。

それでは、写真を交えつつご報告させて頂きます。


この年代を感じさせる渋いつくりの店構え・・・ただものじゃぁーない・・・。

東京は北品川の本宿にある、150年続く履物屋、それが丸屋履物店である。

まずは、蝋(いぼたろう)が塗られているので、水と手拭いで台を磨き、蝋を落とす。


これが150年前からある、九谷焼の壷・・・なんてことはなくホームセンターで買ってきたという
フツーの壷。

その中に、代々伝わる、これまた150年継ぎ足している秘伝のたれ・・・なんてことはなく
砥の粉と墨汁を混ぜたもの。
この配合具合は、基本的に秘密だが、その時々の気分で比率を変えるという。
色を濃くしたり、薄くしたり。

ちなみに、普通の砥の粉はこれ。


↓水で粘度を調節している。


それをおもむろに下駄に塗りつける。丁寧だが早い六代目の手の動き。


塗るとこんな感じ。


これを日陰で乾燥させる。夏場なので乾くのが早い。この日の気温、35度。


これを木端(木の破片)で、まずは荒く砥の粉を落とす。

六代目の御手。やはり丁寧だが早い。
細かいところもしっかりと落とす。
この落ちた砥の粉もしっかり再利用する。ECOだ。

左が乾かしただけの状態。右が木端で荒く砥の粉を落とした状態。


これをさらに、浮造(うずくり)で木端では取りきれない砥の粉を落とす。

この時に粉を吸い込まないようにマスクをするといい。

左、木端で砥の粉を落としただけの状態。右、浮造でもっとよく砥の粉を落とした状態。


この浮造、使い込むとこんなに短くなる。

50年くらい使ってきたそうだ。 

この浮造にいぼたろうを付けて、磨く。


左が浮造で砥の粉を落としただけの状態。右がいぼたろうをつけて浮造で磨いた状態。

若干、右の方が艶があるのが光の加減で分かる。

これをさらに玉で磨く。本磨き。この玉も50年くらいまえのもので、丸い形をしている。
所々かけている。玉のような汗が出た。

どうですか!艶が全然違う!
左がいぼたろうと浮造での磨きの状態、右が玉を使った本磨きの状態。

ちなみにこの玉、左が中国製、右が日本製。


これで完成!(下駄の写真提供:着流會々長)


ちなみに、色の違いはと言うと・・・こんな感じ。左、普通の磨き、右、夏色磨き。


夏場は汗で素足で下駄をはくと跡が残る。それを嫌って、この夏色磨きは存在する。
最初から色を付けておいて足跡を目立たなくする。

昔は、それこそいろんな色があったそうで、青っぽいの、赤っぽいのやら。

川で下駄が流れていて、漁師(丸屋履物店周辺は漁師町だ)
がそれを見て、あれは丸屋の下駄だから
拾ってあげようということも昔はあったらしい。

昔の下駄屋(履物屋)は、それこそ高級店から庶民派までたくさんあって
やはりいい下駄ではないと拾ってくれないらしい。

花魁が履く下駄や、芸者が履く下駄、普段履きにする下駄、冠婚葬祭で履くちょっと良い下駄など。

北品川の本宿では、芸者がいたが、芸者は履物には金をかけないそうで、
芳町という形の下駄があるが、日光と言う下駄より歯が長く出来ていて
大昔は芸者は日光下駄を履いていたそうだが、歯の減りが早いから
芳町と言う、日光より歯が長い(一分くらい長い。約3mm)ものが誕生して
それを履いたそうな。

芳町は足が長く見えるから芸者が履いたというのが定説だが、こんな隠れた裏話も聞けた。
その芳町の写真。
足が若干長いのがお分かり頂けると思う。

左、昔の芳町下駄幅狭。右、日光下駄。





また、新橋の芸者達が履いていた、「新橋塗り」と言う下駄の塗りもあって、
これはニスなどを下駄に塗って、足跡がつかないようにした(丸屋履物店五代目&着流會々長談)。


そして、会津桐なんかの下駄だと、磨いても油分がでないから、黒い筋になったりしないが、
他の産地の桐だと、油分で(柾目)筋が黒くなる。
でも会津桐は最初から、他の産地の桐と比べると、ちょっとだけ黒っぽい色らしい。

あと、女性の足の大きさについてだが、八文七分(やもんしちぶ)が一番いいお足の大きさで
約21cm!小さい!

九文(ここのもん)は大きかったそうな。

「下駄が汚れたら、薪にしちまう。」

これが本当の粋らしいのだが、最後までECOだ。
どうせECOなら足の汚れが目立たない風にしてもいいのではないか。
夏色は、庶民の知恵であるー。

昔は必ずどこの家にも、新品の良い下駄と、普段履きの下駄が二つ用意されていて
大事な時には新品の良い下駄を履いていったそうな。

これにて、下駄の夏色は終りでやんす。

どうもです。

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雪駄塾 塾長

Author:雪駄塾 塾長
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phone:050-5435-1973

◇雪駄 べたがね 補修部品
◇花緒一覧 特注製作等
◇過去に製作した雪駄
◇雪踏の語源~雪踏と雪駄~

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