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はい。お次は雪駄に使われる革部分の目利き。
これも画像を見てください。

30000円の雪駄の革部分。目が粗い。



60000円の雪駄の革部分。目が細かく滑らか。


60000円の雪駄の方が革の地が滑らかですね。
これは、革の選別と、よく切れる刃物で裁断するから。
硬い革は、細かい繊維が緻密に絡み合っている為
裁ちにくいが、裁った後、裁断面がバサバサしない。
それと、熱ゴテでコバ蝋の処理の仕方も関係ある。

一方、柔らかい革は
(※今現在、雪駄に使われている革底の革はベリーかショルダーと言う部分)
一つ一つの革の繊維が大きいので裁った後にばらけやすくまとまりがない。
バサバサする。
ベンズ革を使用したコバなんかは、硬いからサンドペーパーなどで
磨き上げるとピカピカに光る。
ベリーやショルダーもそれに近くなるが、柔らかいので、すぐに艶がくもる。

30000円の雪駄は粗が目立つ。表面がザラザラしているのがお分かり頂けるだろうか?
使用している革の質、刃物の切れ味などの関係でこれだけ差が出る。
それとコバ蝋のかけ方も関係する。

下のワインレッドのかかと革は75000円の雪駄に使われるているもの。

下のワインレッドのかかとの革は外周部分に色が塗ってあるが、
その色の事を「チャコ」と呼ぶ。
この写真のコバ部分は、熱ゴテでコバ蝋がかけてあり、その仕上げ方も上手。

前号のかかとの部分の画像でもそれがわかるので、そちらでも確認して頂きたい。

クローム革や赤革といったものがあるがそれらは一般的な革。

↓詳しくはこちらをご覧ください。
雪駄(雪踏)についての考察~その35:革の目利き~その2~

実はいうと、筆者は雪踏師もやっていて
この硬い底ベンズ革を一発で裁ち、針を通す技術も持っている。

と言う訳で、修練を積んで、それはそれは硬い底ベンズ革を
一発で裁つことができるようになりました。
↓証拠写真。


とにもかくにも、革の厚さは4.5mm程度がフォルム(美的感覚)からして
ベストで、硬ければ硬い方が良い。
なぜなら革底が減りにくいからだ。

さらに、銀剥き(ギンムキ gin-muki)、銀剥く(ギンムク、gin-muku)、と言った、
革の表面の銀面をサンドペーパーなどで削り取ったもの、
(※といっても履いていれば自然に革の銀面は剥けてしまう(削れてしまう)。
見栄えは良いのだが革の銀を剥く為水分がしみ込みやすい。)

他にはガラス板やガラスの粉で革の表面(銀面)を磨いたものまである。
ガラス磨き(ガラスミガキ galasu-migaki)、グレージングなどとと言われる。

筆者の持っている地長表には、このガラス磨きが施してある。

このガラス磨きを施した裏革の画像は後日掲載。


日記:友人家族が3ヶ月になる子供を連れて家に遊びに来た。金太郎みたいな
    立派な赤ん坊だ。その後、友人家族と4人で原宿にいる友に会いに行く。

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雪駄塾 塾長

Author:雪駄塾 塾長
mail:settajyuku2@yahoo.co.jp
phone:050-5435-1973

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