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(・Д・)ノこんばんは!雪駄塾 塾長です。なんと私、ラジオ出演しました!
編集長稲垣五郎×雪駄塾塾長
        
文化放送の編集長 稲垣吾郎(FM91.6/AM1134)で

編集長×塾長の雪駄の熱いトーク!

放送は2020/9/23(水) 21:30〜22:00

ここでは書かない業界裏話や女雪駄の話もでます! ぜひ聞いて下さい!


文字起こしを掲載2020.10.14

※スマソ。業界裏話は特にしていません。なんかそう書けば惹きつくかなと思いまして、、、

【GORO's Search】
さぁ以前ですね、放送で浅草へ行って下駄と雪駄を買ってきたお話をしましたね。
まあ意外かもしれないんですよね、僕が和装履物という・・でも僕は今ホントにハマってまして。秋になってもまだ履いてますから。
そこでですね、今回は雪駄についてゴローズサーチしたいと思います。
お話を伺うのは雪駄塾の塾長さんです。

編集長:もしもし~はじめまして、稲垣吾郎です。

塾長:はじめまして、雪駄塾の塾長です。

編集長:よろしくお願いします。さあこれ塾長、雪駄塾と言うとどういった塾なんですか?

塾長:当時・・15年前(2005年)に雪駄塾を開設したんですけども何も雪駄に関する情報が皆無で、私が・・履物屋さんを巡ってくと凄い面白い話をしてくれて、これはどこも載ってないから日本の文化だしこれは伝えなきゃ発信しなきゃと思ったのが始まりですね。

編集長:なるほど、じゃ元々塾長さんは和装とか和装履物とかに興味がおありでというか・・・

塾長:いや、全くなかったです。

編集長:あ!そうなんですか。

塾長:逆に全く無くて、友人が高級な、舶来品のブランドのサンダルを買って履いていまして、日本にも何か無いのかなと思って、ふと頭に雪駄が浮かんだんです。

編集長:なるほど。雪駄は作るんですか?塾では。

塾長:私は最初はですね、研究とか、、教えてもらったりしていたんですけど、今は作っています。一応雪踏師(雪駄師)といいまして・・・江戸時代からある職業で雪踏(雪駄)を作るので雪踏師と言いますね。

編集長:あ、じゃもう塾長作られるんですね。

編集長:作ってます。

編集長:おお・・かっこいい!僕はホントにこの夏に雪駄を作りたいなと思ってて浅草に行ったんですね。松本さん有名ですか?

塾長:存じ上げております。

編集長:あの、ひさご商店街の中にある・・まつもとさんと言う老舗。ネットで調べたんですけどそこに行って~先代が・・というか店主だったおじいちゃまが亡くなられたんだろうな・・・って、写真が貼ってあったんですよ。で、おばあちゃんが一人でお店にいて「作りたいんです~」って言ったら「サイズいくつだね」とか言われて、ちょっと待ってって言われたら息子さんが帰ってきて息子さんが作ってました。1時間くらいで完成したんですけど。家族でやられてるんだなと思いながら。すごくそれで気に入ってハマっちゃっていくつか購入して、またちょっと別の浅草のお店、名前を度忘れしちゃったなぁ、浅草寺の仲見世の方です。

塾長:辻屋さんじゃないですか?

編集長:あ、そう!辻屋!辻屋さん、ちょっと立派な二階建ての。観光客が多そうな。辻屋さんに行って~ちょっときれいなおかみ、と言うか店主いるじゃないですか、女性が。で、またちょっと相談して、そこではですね、右近下駄を、、二枚歯ではない下駄を作って、あと、二枚歯の下駄も作って、さらにはトカゲの雪駄も作ってしまいました。・・トカゲの革、今も履いてるんですが。かっこいいですよね、ちょっと派手ですけどトカゲなんで。それでもう・・履いてて気持ちいいなと思って。下駄なんかも音もいいですしね。そもそも履きたいなと思ったのは健康にいいって思って。足の指を開いて・・・ですよね。塾長!

塾長:ですね、そういわれてますね。

編集長:それで作りに行ったんですけど。ホントに気持ちいいから・・ただまぁ、まだ履ける時まで、、もう11月くらいまで履いてやろうかなと(笑)。

塾長:あ、もう真冬でもお正月でも素足で履いてますけれども。

編集長:そうか、足袋で履かれたりもしますものね。フォーマルで。塾長が作っている・・・ホームページ見させてもらっているんですけど、これ・・僕、すごい好きです。

塾長:ありがとうございます!

編集長:これ、かっこいいね、上が、つま先が上がっている。ヒール、、ヒールじゃない、トゥが上がっているみたいな・・これまた違うんですか?僕の雪駄はもっと平べったいんですけど。

塾長:あ、あの~反りのある雪駄は結構かっこいいって言われてたんですよ。当時無くて、反りがあっても履いてるうちにどんどんヘタってきてまっ平になっちゃうんですよ。

編集長:なるほど~

塾長:なので竹を割って熱を加えて曲げて反りを付けると反発力があって軽くて。

編集長:なるほど、ちょっとこの上が反りあがったものを結構かかとを出して履くというのが粋なんでしょうね。

塾長:そうですね、あとはベタガネと言って江戸時代からある尻金って言うんですけど金属・・鉄の塊を打ち込むんですよ、それが雪駄チャラチャラと音が鳴って。

編集長:そうなんですよ~音が結構主張しますよね。結構音がかたかたうるさいと思うんですよ、でも好きなんです、何か音を鳴らしてるのも。このさぁ、ホームページの中にある夏の雪駄?って書いてあって籐表・・これもかっこいいですね。デザインが。これ、まさに畳じゃないですか、編み方が。(そうですね)この編み方の奴は僕はまだ持ってません。松本さんで買ったのもこんなに畳っぽくはない。もっとあるんですか?編み方が。

塾長:そうですね、籐表の方も編み方は畳と同じなんですけど基本的には。ただ材質が竹の子の皮じゃなくてラタン=籐で編んでるんで耐久性があってサラッとしている履くとヒヤッとする。

編集長:なるほど!・・・ちょっとツルっとしてますね。だから夏の雪駄なんだ。

塾長:左様でございます。

編集長:でもこの籐表の夏の雪駄、触って気持ちいいなって僕思ったんですよ。だけどこれ凄い高かったんですよね。値段が。

塾長:これは確かに高いです。

編集長:こっちの方が高くなるんですか?値段。

塾長:結局、竹の子の皮で編んだ畳表はピンキリなんですけど、籐表自体は基本的には高い。

編集長:籐表、高いんだ・・ちょっと竹の編み方は斜めにも編んでる・・・って言うか口で説明するの・・いわゆるわらじみたいな編み方で、籐表の方はホントにきれいな・・和室にある畳のような。

塾長:そうですね、籐表っていうのは蝉表という別名もありまして

編集長:(HPを見て)あ、書いてある蝉表って・・

塾長:蝉が羽根を広げた時に似てるので蝉表って言われたりします。これが樋口一葉の「にごりえ」と言う文献(小説)にも載ってます。

編集長:これは高級品なんですね。

塾長:今は完全に高級品のみになってます。

編集長:へぇ~。これ細かく和装履物を雪駄って言ったり下駄って言ったり雪駄と草履とかが凄く分かりづらかったりもするんですけど、草履って言うのは一枚じゃない重ねてるってことですかね?

塾長:そうですね

編集長:辻屋さんで教えてもらったんですけど。雪駄というのはフォーマル、カジュアルとしてどう・・使い分けというかあるんですか?TPOみたいなもの・・

塾長:ありますね、基本的に正装、フォーマルな時の雪駄の形というのは1の3って言うんですよ、間に芯が入ってて、草芯と言うんですけど、つま先まで1本ばーっと入ってて2枚かかとにも入っている。それで1の3って言うんです。一番上の表の部分は枚数に数えないので・・・1の3って言うのが奇数で割れないっていう縁起物で、高さもあるので格式高い、男性の正装の雪駄には柄の鼻緒とかでなくて白の鼻緒ですね。

編集長:そうなんですね、でも鼻緒とか選んで雪駄を作るってすごく楽しい作業ですよね。

塾長:もう、おっしゃる通りです。

編集長:これ・・でも今塾長の雪駄と辻屋さんの僕の雪駄、裏見たらちょっと違うんですけど、そんなに金具広い範囲で鉄が貼ってないです、僕の。

塾長:あ~ベタガネの事ですね、

編集長:そう!ちょっと馬の蹄みたいなものが4つ付いてます、ちっちゃく。

塾長:馬蹄って言うんですけど、まさしく馬の蹄の形、馬蹄。それは今のほとんどの雪駄の主流ですね。

編集長:主流なんだ・・・でも塾長のは違うじゃないですか!

塾長:僕は、そもそも辻屋さんに15年くらい前に行った時に、まだ現役で先代社長いらっしゃるんですけど、その時に「こういうのあるんだヨ・・!」って見せてくれたんですよ。それがベタガネだったんです。

編集長:ベタガネ?

塾長:ベタガネです、ベタ~っと。

編集長:ベタガネで僕は作りたいんです、塾長!

塾長:もう全然大丈夫です。

編集長:ベタガネで蝉でシックな黒とかでいいです!鼻緒。シンプルに。

塾長:黒もかっこいいですね。

編集長:どうですか?

塾長:全然かっこいいです、お薦めです。

編集長:真っ黒にちょっと柄が白とかモノトーンで入っててもいいですし。作りたい・・・(笑)

塾長:そうですね、黒黒でも大丈夫です。黒に黒の印伝とか。

編集長:あ、黒に黒の柄があるんですか?

塾長:そうですね、黒に江戸褄と申しまして上の方だけ矢の羽根みたいになっている・・・。

編集長:それ!それそれ!それにする!いや~~これ作ったら聴いてるリスナーというかファンの方にもお見せしたいので、僕はもう次の雪駄は・・冬の雪駄は夏仕様のものをね、

塾長:(笑)話題性ばっちりですよね、逆に!

編集長:塾長、雪駄塾塾長の手作りで・・・作らせていただきます!

塾長:是非!ありがとうございます、いつでもお待ちしております!

編集長:楽しかった。

編集長&塾長ははは!(笑)

編集長:ねぇ!これ選び方とかは、僕は今勝手に選んじゃいましたけれども、これ聴いてる方、女性の方が多いと思うんですけれども何かありますか?選ぶ基準とか、どういったものがお薦めとか。

塾長:女性の方の場合は単刀直入に申しますと鼻緒、花緒にこだわって下さい。

編集長:花緒?花緒を選ぶ。

塾長:そうです。花緒が可愛いのから渋いのから沢山あるんで、鼻緒を替えることによって女性の場合の履物ってガラッと表情を変えるんですね。(なるほど)。なので鼻緒にこだわった方がいいと思います(下駄の形とかではなく)。女性の雪駄、女雪駄は全然どこも作ってなくてですね、

編集長:あそうだ!草履だ!

塾長:草履なんですよ。女雪駄に関しましては形がだいたい決まってて相形(あいがた)って言われるんですよ。先端が丸っこい。(はい)。この形・・僕のホームページにも載っているんですけど、それのかかとに鉄を打ったものが女雪駄になりますね。

編集長:女性の雪駄ってあるんですね。草履じゃなくて雪駄でちゃんと金具がついてるんですね、音が鳴って。

塾長:そうです、江戸時代の文献とか江戸時代にあったんです。本当に。

編集長:かっこいいですね~!

塾長:文献調べたら女雪駄って出てきたんですよ。あったの!?みたいな。

編集長:いわゆるね~僕が浅草で購入したお店とか基本は女性は草履だもんね。

塾長:そうですね、女雪駄があったこと自体消え去ろうとしてたんです歴史から。(歴史からね)。じゃあ無かったら作ろうという事で表に、相形表に裏革張ってかかとに金具、鉄を打ったっていう。

編集長:これ、塾長のところでも作ってるんですか?女性雪駄。

塾長:今、一足分だけありますね。でもいつでも作れます。

編集長:ねぇ、かっこいいですよね、夏とかいいと思うんですよ。サンダルみたいなファッションで女性が洋服着ながらね、ぺったんこのサンダルもかわいいですから。(そうですね)。なるほど~。ねぇ。何かまた夏が楽しみになってきましたし、ただ僕は冬に蝉の雪駄を履きますからね。

塾長:あー・・・  ホントど目立ちします!

編集長:ど目立ち!これはカラスみたいに塗らない方がいいんですね?白い方が良いんですね?

塾長:(籐表は)基本的にはその状態で履いてますけれども、染め加工とかも出来ますし、普通に履いてたら、昔のデニムみたいな、色が経年変化したデニム、籐表は逆に色が濃くなってきたり。

編集長:うん、何かカラスもかっこいいなって思ったんですけれども。

塾長:そうですね。

編集長:ねぇ、ちょっとこれからいろいろと僕も探求していきたいな勉強したいなと思うんで、今後もよろしくお願いします。

塾長:こちらこそよろしくお願いします。

編集長:ハィ!という事で雪駄塾長うぉーむらさん、ホントに今日はありがとうございました。

塾長:どうもありがとうございました、楽しかったです。

編集長:はーぃ失礼いたします。

塾長:azs!

編集長:さぁ、ということで本日は雪駄塾塾長さんにお話を伺いました。ありがとうございました。



出演後記
まず第一に自分の声が変だなと思った。電話収録直前は正直かなり緊張した。事実(史実やセオリー)と違う事を言ってしまわないか。我が出ないか。予め簡単な流れの台本を拝見したが、100%ミスの無い返答などは時間の都合上説明しきれないから微妙に誤解される事は覚悟して、短く分かりやすく答える事を意識した。その中で質問などがあれば補足的に軽く説明していくスタイルを想像した。全体的な履物の話ができるか。微力だけど、下駄、草履、雪駄、鼻緒を生業としている履物業界のバランスを考えて満遍なく話せるか。つまり、女性の下駄は正直凄く安い物が主流みたいな所があるから、カジュアル(ストリート)に合わせるなら?の質問に「花緒にこだわって」と返答したのは、台は安くても花緒が凄いと素人目には「かわいい!」となるからであり、そこはとっかかり、入り口みたいなもので、そこからハマる人は色々な種類の下駄を見ていくし、(女性)草履は正直、着物に合わせる事が主流でストリート(カジュアル)ではない。ましてや女雪駄はかなり珍しいからほぼほぼオーダーになるのであまり推さなくていい。あと、批判につながる様な内容で会社名や商品名は大原則言わない様に努めていたが、ついポロリと出した名前はカットしつなぎ合わされていてまるで普通に話しているように編集されていた。これには驚いた。編集長の稲垣吾郎さんは優しさと言うか、柔らかい声で話しやすく、緊張も気付いたら解けていた。私の会話の間の取り方が早い事に気づいた。けっこうかぶせ気味と言うか、くい気味なのでもう少し間を取った方が良いと感じた。ちなみに編集長と塾長の私の写真は勝手に私が合成したポスターで、私はろくろを回して誰かと対談している風だが、その先には何もない。誰もいない。雄大な自然がその先にあるだけ。ポーズ取っただけ。9.23のいざ放送となると、肩透かしをくらう。必殺!野球放送延長!で1時間以上放送が遅れた。が、その間に録音の準備ができた。実際、放送の内容を聞くと、ポイントをしっかり捉えた編集で何も言う事は無かったが、ただ一つ、吾郎編集長に、

竹心の角度は?

塾長:45°まで出せまっす!

編集長:45°!

と、ヤチャグラ(ヤーサンサングラス&ヤンキーサングラスの事)

伝統の角度とメガネだけに掛けて張り切って答えたのがカットだったのは私の笑いがお披露目できず悔やまれる所だった。

そう言えば2014年にNHK時代劇「ぼんくら」で主人公が履く雪駄を作ったけど、その主人公は岸谷五郎さん。今回は稲垣吾郎さん。ごろうつながり。5656。雷。浅草と言えば雷門。

何か御縁があると思う。

御縁を大切に。

出逢いを大切に。




ー放送秘話ー

編集長:塾長!僕、塾生で良いですよね!

塾長:あーもう!塾生筆頭ですヨ!

と言う訳で稲垣吾郎様からご依頼を受けた雪駄が完成して2020/11/08にお手元に届いた様です。
ありがとうございます。

少しだけ公開❗️

切先仕上げ


切先から峰に流れるライン。


急激なテーパードの後端と切先の先端。



雪駄塾~目次~
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