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2021.1.18記

2021年、あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

新年一発目は雪駄表の漂白についてです。漂白の事を履物業界では「晒し」と言います。
表の色味を均一にする為に、竹皮の状態で晒したり、表になった状態で晒したり。

竹皮(筍の皮)は黒っぽい斑点がありますが、それを「ふ」と呼びます。
あまりに大きいのは「ふ」と言いますが、小さいふは「星」と呼びます。

そのふや星を漂白して色を均一にするわけです。

晒しの強度で色はどんどん白っぽくなりますが、その分竹皮の油分が抜け粘りが低下、パサパサと脆くなります。

◇晒しの度合い
「3分止め」とか「7分止め」とか、おおよそ1~7分までの単位はありますが、晒しの度合いで色味も変わります。色は1分から順に、茶→白の順になっていきます。ですので3分止めより7分止めの方が白っぽい表になります。

◇晒しの方法と晒し成分
土管のなかに表を並べて硫黄を焚いて漂白したり・・・
他にも漂白方法はありますが、それはまた別の機会にでも。


それでは写真で見ていきましょう。

※支那表以外既に製造されていないデッドストックの表になります。
※改良南部表は主に中国産の竹皮ですが、国産のものもありました。
※支那表は現在では一番上等な表なので南部表と呼称します。
※大形はサイズ七寸七分の事。

左から、
国産竹皮改良南部表(幅狭)
国産竹皮改良南部表
国産竹皮改良南部表(サイズは大形)
支那表(南部表呼称)
支那表(南部表呼称)
地長表
本南部表


校長先生にご教授頂くためにこの表を持ち込んでその場で裏側に書きました。順番は上の写真と同じです。

国産竹皮改良南部表(幅狭)・・・-
国産竹皮改良南部表・・・・・・・三分止め。三分位の晒しで止めておくので三分止めと言う。星が横に流れてる=流れ星。
国産竹皮改良南部表(大形)・・・三分止め
支那表・・・・・・・・・・・・・十分。ほぼ最大の晒し具合で色が白いので「白クチ」と言う。
支那表・・・・・・・・・・・・・同上
地長表・・・・・・・・・・・・・-
本南部表・・・・・・・・・・・・晒しは程々。


※晒しは三分~七分位と以前書き、十分はほぼ無いと聞きましたが、この時表を見せて聞いた時は十分と聞いたのでそう書き込みました。

感覚的に色味を判断するので大凡この位の晒し具合だろうと判断します。

2021.1.18記

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