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伝説の表です。
あるお店のご主人様の好意により、資料として頂戴致しました。
籐表の裏表に掲載されている籐表をタダ同然でお譲りして頂いた時に

「こんなのもあるよ」

と、突然出され、

「お金が無いからもう買えません・・・」

と言うと

「いいよ、やるよ」

の一言。

本当に嬉しかったです。有難う御座います!

筆者がこのままずーっと持っていても宝の持ち腐れなので
行く行くは、日本はきもの博物館に寄贈しようと考えています。
お譲り頂いた御主人の名前と店名、と魁!!雪駄塾のダブルネームで。

この染め柄の表は、問屋の方も見た事がないと驚くほどの逸品。
手にとった瞬間、無言になり色々な角度から見ます。
少し間を置いて、そこに居合わせたもう一人の問屋の方から出た言葉が、

「何て言うのだろう?」(呼び方が分からない)

それでは画像をどうぞ。

草木三色染め:50年以上前の作品。作者不詳・地域不明

サイズ 縦:七寸二分~七寸三分(22cmちょうど)
     横:三寸(9cmちょうど)

素材   :竹皮

正式な名称はありませんが
問屋の皆様は、確信がないままカラスと言います。
ある問屋の方は、

「60年この仕事をしてきたけど、こんなの初めて見た。相当の洒落物だね」

と言われるくらい、珍しい逸品です。(画像:裏側)


本来はこげ茶に染めた表をカラスと呼びますが、
染めてある表の事を「カラス」と呼ぶ傾向があるようです。
この表を見た時、やはり筆者もカラスと言う言葉しか思いあたりませんでした。
勿論、この表も上から色を塗っている訳では無く、
染められた竹皮を1本1本編み込んでいます。

この表をなんて呼べばいいのだろう?
ただのカラスじゃ区別がつかないし。
色々考えた結果、

「三羽烏(サンバガラス sanba-galasu)」
と命名します。
命名の理由は、「赤、群青、緑」の三色で染めてあるから
一色を一羽と数えて「三羽烏」としました。

あれから約10年、懇意にさせて頂いている問屋の番頭さんに見せたら
※染めた竹皮で編んで模様を形成している畳表の事を、
総称して「柄表」(ガラオモテ)と呼ぶそうです。

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雪駄塾 塾長

Author:雪駄塾 塾長
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