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・・・と言う訳で竹皮表だと思い、間違えて買ったシュロ表の雪駄についてです。


棕櫚表(シュロオモテ shuro-omote)


竹皮表↓(雪踏自慢大会で棕櫚表じゃないか?とあらぬ疑いをかけられたcoleさんの竹皮表)


ご覧の通り、竹皮表と非常に区別が付き難い棕櫚表。
やたらと目が詰まっていたので、これは凄い!と思いお店に出向いてまで買った雪駄。
で、家に帰りよくよく見ると何か竹皮と違うような・・・。

そうです。これが棕櫚表なのです。
棕櫚表は棕櫚の葉を編んだものです。
今はもう製造されていなく、
最後の製造地は埼玉県の女影だと、問屋の社長さんから聞きました。

文献によると(文献名失念、後日記述予定)

古くは和歌山が産地だった棕櫚の葉。
和歌山や奈良、関東で編まれていた。
奈良のものは技術があまり良くなく下り棕櫚といって価格が安い。
関東の本場棕櫚は高い技術で価格も高い。

とある。

東京・練馬でも編まれていた。
2005より15年ほど前から編まれなくなった幻の表。
棕櫚は朱呂とも書く。
履物関連の古い商報を見ていると、広告には
東京棕櫚表、地棕櫚南部表、棕櫚南部表、地棕櫚表、朱呂南部、朱南
と、さまざまな名称、呼称があるのがわかる。

また、他の文献によると(文献名失念、後日記述予定)

棕櫚表は
国内産の棕櫚葉を原料に製造され、
価格は低廉であるが比較的耐久力があり、相当
の需要がある。主に東京、埼玉で生産されていたが、大
和、和泉でも生産され、練馬産のものが比較的良質。

和歌山県産の棕櫚葉を原料として、大和や近江八幡で
大量に生産。品質は粗悪であるが、低価格であるため需要は高い。

とある。

棕櫚表↓(筆者が竹皮表と間違えて買った20~30年前の棕櫚表)


竹皮表↓(棕櫚表じゃないか?とあらぬ疑いをかけられたcoleさんの雪駄)


左:支那表(竹皮表)                                    右:棕櫚表

ここまでどアップにすればお分かり頂けたかと思います。

竹皮表と棕櫚表の見分け方ですが、棕櫚表は表面が滑らか。
一方、竹皮表の表面には繊維のスジスジがはっきりと見えます。
よく目を凝らして見て下さい。

ただこの棕櫚表、古いものは葉の油分が抜けていてパリパリと棕櫚の葉が剥がれてしまいます。
(そんな簡単には剥がれませんが竹皮表と比べると弱い)。

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[Re: タイトルなし]
> シュロ表について、詳しい記事をありがとうございます。勉強になります。拙ブログで記事を参照させていただきました。
>
> http://jyuusanya.blog.fc2.com/blog-entry-368.html

リンク先のかかとのお写真は100%棕櫚表です。
しかし、このページの鼻緒、半端じゃないですね!
http://jyuusanya.blog.fc2.com/blog-entry-366.html

ここまで凄い柄織の正絹鼻緒は見たことがないです!
ここに記述があります。
鼻緒(花緒)~その10:正絹裏毛緒(本天=ビロード=裏毛)
http://settajyuku2.blog.fc2.com/blog-entry-53.html


[]
シュロ表について、詳しい記事をありがとうございます。勉強になります。拙ブログで記事を参照させていただきました。

http://jyuusanya.blog.fc2.com/blog-entry-368.html
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さてさて。 実は、GW後半の雪見旅行の際、 なぜか、腰を傷めてしまった私。 年始からずっと半端なく忙しく、スケジュールに追われていっぱいいっぱいで、体のケアもろくにで ...

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Author:雪駄塾 塾長
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