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芯縄

さあ、戻ってきました、ここが個性の見せ所「鼻緒」です。
本日は鼻緒に使われる芯縄(シンナワ sin-nawa)についてです。
芯縄の事を中紐(ナカヒモ nakahimo)とも呼びます。
鼻緒の芯縄には3種類の素材があります。

本麻紐(麻100%)、麻とナイロンの混合紐(未確認)、ナイロン紐の3つ。

まずは麻100%の芯縄。



本麻(ホンアサ honasa)、本草(ホンソウ honsou)と言う。
  花緒職人さんの間では本草と呼ぶ事が多い。
また、野州(やしゅう)野州麻(やしゅうあさ)とも呼ぶ。
本麻(本草、野州)は日本産の麻の芯縄を指す。

麻紐には国産と中国産ががある。
国産のものは艶がある。
中国産のものは艶が悪い。
中国産の物は南京と呼ぶ。
中国産の麻紐は国産のものと比べると切れやすい。
2014.6.13 
言葉は悪いが、中国産のものは、「チャン麻」とも呼ぶ。 
支那表を「チャン長(チャンナガ)」とも呼ぶように。
チャン長の長は、地長表からとった。
2014.6.13

本草の紐は伸びない。
つまりどんなに履いても、基本的には鼻緒をすげてもらった時のままと言う事。
だから鼻緒すげ職人さんの腕が試される。
もし本草の鼻緒を履いていて伸びてしまったら、それは
すげの技術が低いからだ。
結び目が緩いと、履いているうちに結び目が締まってきて
その分、伸びてしまう。

一発で決めるのは至難の技、それが本草なのだ。

ただ、この本草、欠点もある。

それは、ナイロン紐と比べると格段に切れやすいという点。
突然はまず切れないが繊維の一本一本が徐々に切れていき最後には切れる。
もっとも、完全に切れる前に鼻緒が緩くなって来たと感じるので替え時はわかるだろう。

切れやすいのは、伸縮性が無いのと100%天然素材なので腐ってしまうからだ。
ちなみに筆者の鼻緒の芯縄は本草だが、その雪駄を夏だけ履いて海、水たまり、山、川、雨と
過酷な使用条件の中耐久テストを行ったが2年持った。
また、本草の蝋の塗りの有無によっても耐久性は違ってくる。
きちんと蝋が塗られていれば、水分から麻紐を保護してくれるからだ・・・と聞いた事がある。
しかし、筆者は、蝋引きがされている麻紐を見たことがない。

2014.6.13
他にはマニラ麻と呼ばれる、マニラ産の麻紐もあり、耐久性が非常に悪く、
鼻緒を挿げている時ですら、プツンプツンと良く切れる。
2014.6.13

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