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昔も今もこれ以上細い鼻緒は無いです。
まずは画像をご覧下さい。

超々極細緒


細すぎる!
この鼻緒をお譲り頂いた御主人によると今も昔も、これより細い鼻緒は無いとの事。

なんと幅は7mm
素材は牛革のエナメル。
作りは二石(ニコク ni-koku)
※通常は片側分の横緒(鼻緒)は1本だが、
2本束ねている横緒の事を二石と言う。「二筋(フタスジ)」「二広(ニコク)」と書く場合もある。
3本束ねていれば三石(サンコク san-koku)、4本は四石となり、
束ねている横緒の数に比例して呼び名が変化する。

芯縄は本麻。
昭和50年頃に大阪で作られた鼻緒。

・・・分かりました。
「比較対象がないと分からないじゃないか!」
と言う野次が聞こえそうなので、比較画像をどうぞ。


左:一般的な太さの鼻緒 真中:日本一の極細緒 右:超々極細緒


どうでしょうか?
超々極細緒の細さがお分かり頂けるかと思います。

・・・分かりました。
これでもまだ、分かりにくいですよね。
それではこの画像をご覧下さい。

      左:超々極細緒        右:日本一の極細緒



・・・これは、もはや鼻緒ではなく



いかに「細い」かがお分かり頂けたかと思います。

ただ、この超々極細緒、芯に綿も入っていなく、おまけに縫い目が
裏側のど真ん中にあります。つまり足の甲に当たる部分。
そこがちょっと惜しい所ですが、江戸っ子の粋はやせ我慢!
この細さは殿堂入りです。

この鼻緒を当時の値段で筆者にお譲りしてくれた大将が、
「よくこんなの返せたな・・・人間技とは思えない。どうやってるんだろ?」
と言っていたのを思い出す。
筆者も同感だった。

そこで、ふと日本一の鼻緒職人のご家族に聞いた話を思い出す。

「返せない鼻緒の場合、空縫いしてから縫い合わせる。」

気になって見てみると・・・


このエナメルの厚い牛革でこれだけの細さを返すのは不可能ではないかと感じた。
この超々極細緒が返しか、空縫いかは分からないので今度鼻緒職人さんに聞いてみようと思う。
今しばらくお待ちを。

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