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鼻緒の裏側、足の甲が当たる部分についての考察です。

  左:本印伝極細緒     右:鹿本天極細緒

真上から見たら同じに見えますが、裏側を見ると縫いあわせ方が違います。

鼻緒裏側、足の甲が当たる部分。


斜めから見ると分かりやすいです。


一番上の写真、右の鹿本天極細緒ように
基本的に無地の鼻緒は、一枚の生地をぐるりと一周させて縫い合わせます。
他の無地の鼻緒も全部そうなっていました。
この一周ぐるりと丸くさせて縫い合わせてある鼻緒の事を

丸鼻緒(マルハナオ maru-hanao)と呼びます。
通称「丸」。

一方、左の本印伝極細緒は、
表側は本印伝で裏側は牛革を使用しています。
生地の素材に関係なく、
二枚の革を縫い合わせたつくりの事を、高原(タカハラ taka-hara)と呼びます。

鼻緒の横緒になる元生地の幅が九分(クブ kubu)の場合、
出来上がった時の鼻緒の横緒の幅とは関係なく、丸だと九分丸(クブマル kubu-maru)
高原だと九分高原(クブタカハラ) kubu-taahara)と呼びます。

丸鼻緒の極細緒ならばなんとかつくれるらしいのですが、
高原ともなると二枚の革を縫い合わせる為、熟練の腕が必要です。
今現在(06.5.9)、高原で極細緒をつくれる職人さんは存在しません。

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雪駄塾 塾長

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