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どうも、ご無沙汰してます。
お墓参りに行った時に、御住職様の履いていた雪踏が
あまりに綺麗な色をしていたので激写しました。

「地長表」
最上級の表を意味した呼称。
名前の由来不明だが「地元でとれた長い草」で「地長」と言う一説が有力である。
群馬県高崎、九州の八幡が二大製造元地域だった。
日本産竹皮製で、原料の竹皮はカシロダケ(皮白竹、白竹)のものを主に使用。
カシロダケは福岡県八女郡星野村、愛知県春日井市西山町の
二地域のみに存在するマダケの変種で、
竹皮特有の黒い斑点が殆どなく色が白いのが特徴で、
ほぼ八女産のものが使われる。

「本南部地長表」
最上級の表を意味し、製造元地域名を示した名称。
「地長」部分についての名前の由来不明だが「地元でとれた長い草」で「地長」と言う一説が有力である。
日本産竹皮製で、原料の竹皮はカシロダケ(皮白竹、白竹)のものを主に使用。
カシロダケは福岡県八女郡星野村、愛知県春日井市西山町の
二地域のみに存在するマダケの変種で、
竹皮特有の黒い斑点が殆どなく色が白いのが特徴で、
ほぼ八女産のものが使われる。

●日本産竹皮の採取地、畳表を編む地域と地長表

竹皮の採取地、畳表を編む地域は様々だ。
かつては、日本のいたる所で竹皮拾いを日常の糧としていた人たちがいた。
現在は中国の農民が竹皮拾いを担い、日本の伝統工芸を支えている。

廃業された、愛知県津島の雪駄製造元・木村義信商店の二代目当主、木村輝夫氏(故人)によると
今まで扱った中で最高の竹皮は、

「徳島・吉野川沿いや、九州八女産で、強靭な粘りと艶があり美しかった」

と回顧している。
参考文献:週刊金曜日

「本南部地長表」と「地長表」は、全ての表の中で、最上級とされる表の呼称。

※筆者は、本南部地長表と地長表を区別する。(表の優秀さは同等)
その理由は、現在は地長表の呼称で一括りにされるが、
後述する、南部表が本南部表と名称変化した理由と経過を元に、
冠に本南部が付かないのは、南部地方以外で編まれた本南部地長表に匹敵する表と考えるからである。

・地長表の価格
日本産の竹皮の中でも最上級のものを使い、特別に細かく編み、色は飴色、艶も耐久性も尋常ではない。
いわゆる地長表の類に入る表でも、さらにランク(ランク別の呼称は無い)があり価格に反映され、
2015.10.2現在、その表を使った雪駄がもしデッドストック物として有れば、
一足で、最低でも80000円、最高で300000円はする。

・高崎南部(地長表)
群馬県高崎で編まれた表は優秀で、高崎南部と呼ばれた。
それが、いつの頃かは不明だが高崎南部は「地長表」に分類された。
編まれていた地域は高崎なのだが、竹皮は九州から取り寄せていたと
問屋の番頭さんから聞いたが、様々な文献からもそれが分かった。

・八幡表(地長表)
ヤハタオモテで、ハチマンオモテではない。
九州は福岡の八幡の表は八幡表と言い、これも後に「地長表」に分類される。
また、八幡南部、九州南部とも言う。
問屋では主に九州南部と呼ばれる。

・地長表の元祖と産地
地長表の元祖は、本南部地長表の名称通り、岩手県の南部地方だが、
二大産地は高崎南部の群馬県高崎と八幡表の九州八幡だ。

・最期の地長
最期の地長は平成元年頃のものとされています。(吉祥寺・甲州屋主人談)
日本で地長表用の竹皮を拾う人がいなくなったと言う意味です。

※この本南部地長表・地長表は、日本産の竹皮のランク以前に、
日本で竹皮自体拾う人がいないため作られていません。
つまり、日本産の竹皮で編まれた「表自体」、
デッドストック物を除き、現在存在しなく、また製造もされていません。


本南部地長表


素晴らしい飴色です。
これが本南部地長表の色です。


この色がビニール雪駄(黄千葉とも呼ばれる)に使われている色です。
そうです、ビニール雪駄の表の色は本南部地長表を参考にした色だったのです。

この地長表に張られているシールにはお寺の名前が書いてありました。


またまた素晴らしい色、艶の本南部地長表を発見しました。

2006.06.11下町風俗資料館にて。

鼻緒職人さんが履いているもので、年代は2005.8.30現在から10年位前。
知り合いの職人さんがお辞めになり、もう手に入らなくなるから
10足まとめて購入したうちの一足。
10年位前に編まれたもので、その時から履いていると言う。
本当に素晴らしい色、艶。目も詰まっている。
今はもう無い逸品。


平成元年頃の本南部地長表。大阪の雪踏師が手縫いした。


本南部地長表 年代不明、産地不明 正絹鼻緒付


本南部地長表 年代不明、産地不明。本印伝江戸妻緒付


本南部地長表 年代不明、産地不明。白鞣し緒付

日本一の花緒職人の雪駄。本南部地長表。履き合わせの雉の鼻緒で。


↑筆者の友人タンドンさんの雪駄。職人さんが腕を振るって作ってくれた幅7mmの超極細錦蛇鼻緒付
問屋の倉庫で偶然二足見つかった本南部地長表。
八幡表(九州南部とも言う)で九州産の竹皮で編んである極上な一品。↓


本南部地長表2011.10.14画像追加

20万~30万クラスの地長表。九州は福岡の八幡表。年代20年~40年前。

地長表には二大製造所あったが、
一つは九州は福岡の八幡表(問屋さんの間では九州南部とも言う)。
そしてもう一つは群馬県高崎の高崎南部。

地長表に使用される竹皮は、もちろん日本産しか使わないが、その中でも最上級の竹皮で、
半端ではない粘りがあり、艶もあり、色も飴色で、
手縫いの時、針をちょっと無理に通しても、竹皮が割れたり、剥がれたりすることはない。

一方、支那表はパリッと割れたり、剥がれたり。
からす表(支那表と同じ支那竹皮が原料)ともなると、漂白してから更に染めるので
どうしても竹皮が弱くなり、針をちょっとでも無理に通すと、バサバサと剥がれたり、割れたりして、針の跡が大きく残る。

本南部地長表2011.11.27画像追加





中古価格3万円の本南部地長表
反りが凄い。

九州は福岡の八幡表(本南部地長表)2011.12.02画像追加&加筆

年代:40年以上前。
サイズ:9寸3分!お相撲さん用です。

この写真の撮り方かっこいいと思いませんか?
戦艦大和を思わせる堂々っぷり。
ちなみにお値段は20万~30万クラス。





8寸の地長表との比較画像。

左:八幡表(地長表)サイズ9寸3分    右:大阪の地長表サイズ8寸

爪先の大きさの比較画像

左:八幡表(地長表)サイズ9寸3分    右:大阪の地長表サイズ8寸











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