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◇ふくらみベタガネ(中空ベタガネ)

とあるお店に行った時、ベタガネの話になったらなんと!ご主人がベタガネコレクションを見せてくれました。
有難う御座います。快く、写真を撮らせてくれたので画像をどうぞ。

もちろん、今は製造されていません。

地面と当たる部分。


裏側。真ん中の2つが中空構造になっているのが分かる。


その真ん中のベタガネの拡大画像。音が良く響きそうだ。


真後ろから見た画像。真ん中の2つは厚みがある。


こちらは筆者所有のベタガネ。小さめのベタガネ。


裏側と真後ろから。結構厚みがある。


このベタガネこそ尻金の事で、今はかかとに鉄が打ってある物が雪駄の定義。
文献「かぶりもの・きもの・はきもの / 宮本馨太郎/著」によると、

江戸時代(元禄1688.9.30 ~1704.3.13・宝永1704.3.13 ~1711.4.25)の
江戸の侠客達が、歩くと音がするようにしたもので、伊達の為に雪駄にこれを付けて履き始めた。

と、ある。

ちなみに、重ねの雪踏が登場したのは江戸時代の文化~文政(1804.2.11~1830.12.10)
なので、このベタガネ雪踏は重ねが無く、ベタバリだと思われます。

かかとに尻金を打ったものを鋲打(ビョウウチ byou-uchi)とも呼びます。

色々なお店のご主人に話を聞いてみると、皆さん「ヤクザ者が履く雪駄。」と顔を渋めながら、口を揃えて言います。


私の友人のタンドンさんからベタガネの画像を頂きました。ありがとうございます。

このベタガネの三日月部が膨らんでいるタイプは珍しく、筆者も初めて見ました。ふくらみベタガネです。

↓2014.1.16写真&画像

そしてこれが、江戸時代の象嵌ベタガネを私なりにイメージした雪駄塾製のベタガネです。

IMG_1590 - コピー
三日月部分は鋼鉄製で地金と0.5mmの隙間を設け音の響きを良くした。歩いていると時おり火花が散る。透かし彫の小桜の奥に漆の黒赤、その上に散りばめられた螺鈿が七色に煌めく。このベタガネを験担ぎも込め、切火金と名付けた。

構造、大きさ、鋼の種類、鋼の硬度など試行錯誤を繰り返し、雪駄ちゃらちゃらと言う「音」を追求したモデルのベタガネで、筆者が今までに見たこと(聞いたこと)あるベタガネの中でも一番の物にしました。

ちゃらちゃらと言う音に誰もが振り向く。

※ガソリンスタンド等の火気厳禁の場所では絶対にお履きにならないで下さい。
また、大変滑りやすいため、もしお怪我をされても当方では一切の責任を負いかねます。


2015.10.12
雪駄塾謹製 江戸時代復刻版のベタガネ 左:真鍮製 右:鉄製


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[嬉しい]
雪駄塾に載ったぁ(^^)/
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雪駄塾 塾長

Author:雪駄塾 塾長
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